農業改革の声

 農業改革、農政改革、農協改革とよく似た言葉がいっぱい出回っています。 これらはアベノミクスの成長戦略の一環で、TPP加入は円安誘導と輸出増大にプラスです。 同時に農業再生は地方創生のかなめだと位置づけられていて、そのなかで農協がやり玉に挙がっています。 農業問題は農協問題だという声が高いからです。 政治的な力の強いJA全中(全国農業協同組合中央会)は社団法人に、全農(全国農業協同組合連合会)は株式会社にしようとしています。 まるで農協を退治すると農業がよくなるという感じに見えます。

 しかしこのような程度で日本の農業問題が解決するはずはありません。 しかも農業はただの食糧生産工場ではなく、農地そのものがかけがえのない日本の国土を守る礎です。真の問題は土地持ち非農家があまりにも多いことだという意見があります。「多くのサラリーマン農家が、農業みたいなことをしている」という記事さえありました。産業としての農業を含むもっと広い観点から国土を見なければなりません。 私たちの力では、日本の農業再生のシナリオを作るようなことはできませんが、身の回りの農業の姿を勉強して多くの議論を理解し判断できるようになりたいと思います。

参考にしたおもな書物、ウェブサイト

  1. 農業がわかると社会のしくみが見えてくる-高校生からの食と農の経済学入門、清源寺 眞一、家の光協会、2010
  2. 図解よくわかるFTA第2版 FTAとTPP、嶋 正和、B&Tブックス、2012
  3. 1時間でよくわかる TPPを考える、石田信隆、家の光協会、2011
  4. 日本のTPP戦略、馬田啓一他、文眞堂、2012
  5. さよならニッポン農業、神門善久、NHK出版生活人新書321,2010
  6. 農林水産省 http://www.maff.go.jp/
  7. JA福山市 http://www.jafukuyama.or.jp/
  8. 福山市経済環境局 http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/5.html