TPPとはなんだろうか?

 私たちは日本の農業の差し迫った大きな問題であるTPPについて勉強しました。 TPPは2005年シンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4か国の経済連携協定として始まりました。 参加国間での関税をほぼ完全に撤廃しようという自由貿易協定です。 そこにアメリカ、ベトナム、オーストラリア、ペルー、マレーシヤが加わって2010年から拡大交渉会議が始まりました。 モノやサービス、政府調達、貿易円滑化、競争政策などの広い範囲を対象としている包括的な内容で24分野の項目があります。 そしてわれらが日本も2013年これに参加することを正式に表明しました。

 アメリカに引きずられる感じで日本の参加が決まりましたが、実際にはなかなか前に進みません。 経済規模から言って、最初の4か国のTPPとは比較にならない実質上の2国間協定です。 日本は農業を守ろうとするし、アメリカは農業畜産品を売ろうとします。 その一方で日本は自動車などの工業製品を売ろうとするし、アメリカの自動車業界は守ろうと反対します。

日本がTPPに参加するメリットとしては次があげられます。は農業関係です。

  • 海外の農産物や工業製品をより安価に輸入できる。
  • 日本の工業製品の輸出額が増加する。
  • 日本企業の海外進出が容易になる。締結国どうしでは、人の流れも自由化される。

逆に日本が参加することで被るデメリットには深刻なものがあります。

  • デフレが起きる可能性がある。
  • 海外の安価な農産物が輸入されることで日本産の農産物が売れなくなる。
  • 食品添加物、遺伝子組み換え食品、残留農薬の規制緩和により食の安全が脅かされる。
  • 医療保険の自由化・混合診療の解禁により、国保制度の圧迫や医療格差が広がる。

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