日本の農業とTPP

まずは日本の農業が抱える問題と、それと関連する大きな問題であるTPP(Trans-Pacific partnership)を学びました。 日本全体の農業問題から出発すると、はたして松永までたどり着けるかという疑問もありましたが、日本全体の農業の問題は松永にも共通な問題に違いないという指導教員の(やや風呂敷を広げた)話で、ともかくスタートしました。 下記の数字は下に挙げた書籍やWebから拾ったものです。 いちいち典拠を上げるのはやめました。

日本の農業問題

書物やインターネットで調べてみると、日本が抱える農業の大きな問題は次の3つといえます。 これらは互いに関係しています。

  • 細かく分断された耕地と硬直化した農地所有―農家1戸あたりの農地は平均1.6haです。
    これはアメリカの50分の1、オーストラリアの190分の1です(牧草地などは含まない)。分断された農地には家が建つともう農地に戻ることは困難です。
  • 農業従事者の老齢化と減少―日本の農業従事者の平均年齢は66歳です。
  • 耕作放棄地の増大 ― 草ぼうぼうになっている耕作放棄地はいたるところに見えます。しかもどんどん増えています。その面積は埼玉県の面積と同じ。

 つまり、農業はもうからない職業で、定年後に始めるものとして魅力をそがれているわけです。 日本の食糧自給率はカロリーベースで40%程度です(よくわからないがカロリーベースと生産額ベースがあるそうです。経済的には後者が重要です。)。 私たちはこれらの問題の原因も勉強しましたが、原因がわかっても解決することは容易ではありません。 農業改革、農政改革の声は前からありましたが、そこにTPP加入の問題が起こりました。